『余命』
映画『余命』を観てきました。
予告などでおおすじは予想していましたが、いろんな意味で想像以上でした。
良かったです。
主人公外科医の滴(松雪さん)が結婚10年目にして、待望の赤ちゃんを授かり、同時に乳ガンの再発。
滴はがんの治療か出産か、自分の命か赤ちゃんの命かという究極の選択に迫られます。滴は夫の良介(椎名桔平さん)にも相談せずに、「彼が知ったら、絶対に産ませないだろう」とたった一人で産む決断をします。
良介を出産にかかる3ヶ月間もへき地の撮影に行かせて、自分からわざと遠ざけるようなシーンには、正直驚きました。が、そこにはガンの再発を悟られないようにという思いだけではなく、良介への(立ち直ってほしいというか、地に足つけてほしいというか、このままではいられないという願いも込めた)深い愛を感じました。
ふるさとの夕陽を見て、「あなた(赤ちゃん)にもこの夕陽を見せたい」とひとり決断するシーンも感動的でした。沖縄の素晴らしい景色もスクリーンで見れて良かったと思いました。
とてもせつなく悲しい映画ですが、滴の揺れ動く心、強さ、弱さを見事に演じている松雪さんは本当に素晴らしかったです。ひとりぼっちでがんばり続ける滴に、涙がぽろぽろでました。
ラスト10分で成長した息子くんが出てきますが、それはまっすぐにのびのびと元気に育っていて、未来への明るさ、希望を感じます。滴の決断は間違っていなかったと思わせてくれます。
生きることは一番大切。それでも命をつなぐことの大切さ、尊さを深~く感じるいい映画でした。




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